LOG IN

レモネードを作ろう

by 新木啓弘(しんきよしひろ)

どうしてこうなるのか。私にもこんなことがありました。SEとして入社したのに、営業が足りないから営業やって、営業が増えたからSEに戻ってという、納得のいかないこと。そんなどうしようもない経験をしています。私のキャリア形成どうなるんだよ。

おっと、それはマイナス思考の考え方です。最初はマイナス思考でしか考えられなかったですが、今があるのはその経験があったからです。そうレモンをくれたからレモネードを作ってみました。お味は?

レモン(レモンという言葉には不快なものという意味があります)を貰ったときに「私は負けた。これが運命だ。もはやチャンスはない」と言い、愚痴などを飛ばしてしまってはないでしょうか。ここで「この不運からどんな教訓を学ぶべきだろう。どうしたら周囲の状況がよくなるであろう」と考えられるとしたら素晴らしい。

(1つ目のレモネード)ビジネスを体系的に学びたいと思ったきっかけに

嫌々スタートしたのですが、やってみると面白い。営業を経験することで、ビジネスの世界が広がりました。受注までの道のりを知ることができました。また、元SEということが強みとなり、顧客の気にしている所がよく分かりました。そして販売を伸ばすために私なりの戦略を打ち出したりしてうまくいき始めました(ちなみに、中小企業診断士を目指そうと思ったのは、戦略を考えているうちに体系的に学びたいと思ったからです)。

(2つ目のレモネード)コンサル事業を通して、経営者との接点が持てた

その矢先に、SEにカムバックすることに。ブランクができてしまい、今更SEなんてという思いもありましたが、情報セキュリティの取り組みに関する支援ニーズが高まったことから、情報セキュリティコンサルタントの必要性をアピールし、それに対応するチームをSE内で結成しました。情報セキュリティコンサルタントとしての方向性で道が開けたのです。
営業がうまく回っていたところでなぜ外すんだと文句を言っていたら、この経験はできなかったでしょう。また、営業を経験していなければその方向での提案はできていなかったでしょう。
情報セキュリティに関することを学びながら、担当者とだけではなく経営層とも話しができる環境であったことも今につながるステップとなりました。前に作ったものよりもさらに美味しいレモネードを作ることができたのです。

運命がレモンをくれたら、それでレモネードをつくる努力をしよう!

引用:「道は開ける」D.カーネギー

一つ一つの変化点ではレモンを贈られた気持ちでした。でもそこでレモネードを作ってみる。そう考えることが次へのステップにつながっていくのだと思います。

私の場合、サラリーマン時代の2つのレモンの経験のおかげで、今があると言っても過言ではありません。うまくその環境を受け入れてみよう。無駄な経験なんてないんだ。新しい自分を発見することができるはずだ。


新木啓弘(しんきよしひろ)
OTHER SNAPS